【19年青春18きっぷの旅/2026リマスター】夕暮れ時の弥彦街歩き、弥彦グルメと弥彦泊

北関東/甲信越/中部

下山後、日没までのひととき

弥彦神社参拝、ロープウェイ乗車、御神廟詣で等々の後は、参拝前に荷物を置かせていただいたこの日の宿、「四季の宿みのや」にチェックイン。

部屋に荷物を置き、温泉に入ってすっきりしてからは、夕ご飯ついでに外苑エリア(弥彦神社とJR弥彦駅の間)へ繰り出すことにしました。

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上諏訪神社

道沿いで視界に入ってきたのは雰囲気のある大木と、その陰にある小さな祠、

さらには祠の前に作られた小さな鳥居でした。鳥居には「上諏訪神社」とあります。

上諏訪神社の祭神さいじんは長野県の諏訪大社と同じ建御名方神たけみなかたのかみ、管理形態は弥彦神社の境外末社(弥彦神社の境内の外にある、弥彦神社管轄の小さい神社)にあたります。

同じ弥彦で少し離れた位置には下諏訪神社(同じく、弥彦神社の境外末社)も置かれていますが、弥彦の諏訪神社も本家の諏訪大社と同じく「上社かみしゃ」「下社しもしゃ」の二社制で、上諏訪神社・下諏訪神社には弥彦神社の境界を守る守護神としての役割(後述)が与えられているようです。

前を通る通りの名前は、「諏訪の木」小径。

諏訪といえば、今回の18きっぷ旅では初日に通過した一帯でもあったのですが、ちょうど折り返しを過ぎたあたりでの旅行初日を思わせる巡り合わせに、どこか不思議な縁を感じたひとときとなりました。

小さな祠は、

大木に寄り添うように作られています。

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「武勇の神」建御名方神と諏訪湖畔

建御名方神たけみなかたのかみは、「出雲の国譲り神話」でおなじみ、大国主神おおくにぬしのかみの子にあたる神様です。

同じく大国主神の子にあたる事代主神ことしろぬしのかみ共々、高天原たかあまのはらからの(天照大御神あまてらすおおみかみの)使いである建御雷神たけみかづちのかみに対して、最終的には共に恭順する(慎み従う)ことによって「国譲り」が成立しました。

とはいえ、事代主神と建御名方神の「恭順」には若干の相違があって、はじめから建御雷神に従った事代主神に対して、勇猛さで名を馳せていた建御名方神は建御雷神に戦いを挑んだ後、敗走した信濃国の諏訪湖畔にて建御雷神に恭順した(かつ、以降その地に留まることを約した)とされています。

信濃の地に入った建御名方神は、信濃・諏訪の地に腰を据えるにあたって、元々その地にいた土着の神との戦いに勝った上でその神を地方開拓の協力者とした、という地方の伝承もあるようですが(※)、「信濃の開拓神」である建御名方神は、「国譲り」神話でも高天原の建御雷神と一戦交えた記録があることからか、武勇を貴ぶ神として知られています。

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Info・参考資料

  • 諏訪大社公式サイト
  • 平野高司『神話の聖地 出雲』(NPO法人出雲学研究所、平成24年10月20日)(※)

割烹お食事 吉田屋

少々の街歩き後、わっぱ飯が自慢の割烹「吉田屋」へ。メインであるわっぱ飯の向こうに置かれた地魚、散ったネギも具となった味噌汁、サイドを固める煮物や漬物にも興味をそそられます。

この時は空腹状態だったこともあって、「いただきまーす!」から「ごちそうさまでした!」までの時間があっという間でした。

とてもおいしかったです。

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住吉神社「蛸ケヤキ」

夕食後は、弥彦駅前方面から延びている外苑坂通り沿いをゆっくり歩いて、この日の宿へ。

はるか向こうに連なるのは、弥彦山の稜線です。

外苑坂通り沿いにある「御遷宮橋」の先で、

住吉神社の蛸ケヤキが出てきました。

通り沿いから目をひく姿が見えたので、少々立ち寄ってみることにしました。

住吉神社も弥彦神社の境外末社で、祭神は本家の住吉大社と同じく、住吉三神です。

「蛸ケヤキ」の樹高は約30メートル(マンション10階分の高さ)、樹齢は約1000年あるようです(※)。

ざっくり「1000年」で計算すれば、この木が生まれたのは西暦1019年。

当時の日本はまだ平安時代でした。

藤原北家(摂関家)が中心となった摂関政治の全盛期。藤原道長が出家し、道長の子である頼道が関白に就任した年が、丁度1019年です。

生年没年不詳のため推定となりますが、恐らくは清少納言や紫式部も存命だった時代ですね。

確かに「マンション10階分」の高さもなかなかのものではありますが、それ以上に、「枕草子」が描く世界がリアルタイムの現実であり、なおかつ宮廷で源氏物語の新作が日々待ち望まれていた当時からこの木はここに植っていたんだと思うと、そのスケール感にはなかなか圧倒されます。

小さな祠の背後に控えるケヤキの大木は、

その見た目が由緒となる形で「蛸ケヤキ」と呼ばれているようです。

遠目に引き付けられて近寄ってみると、樹齢に相応しい迫力に圧倒されますが

蛸ケヤキは、新潟県の天然記念物にも指定されているようです。

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四季の宿みのや

夕食+食後の散歩後、この日の宿である「四季の宿 みのや」に帰還。静かで落ち着いた廊下と、

フロアによっては見晴らし抜群の一角、

そして居心地抜群の客室内と、日没後の弥彦での時間を、とても落ち着いた気分と共に過ごすことが出来ました。

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