【19年青春18きっぷの旅/2026リマスター】横浜から東京、山梨、長野経由で新潟へ(初日/2日目全行程)

エリア横断

about 青春18きっぷ

青春18きっぷは、例年春・夏・冬の特定期間内にJRグループで発売される、5枚つづりで12050円のチケットです(注1)。一枚につき一日(最大5日)、もしくは一人(最大5人)、JR各車の普通電車(他、一部快速電車や一部三セク鉄道等)が乗り放題となります(注1)

まずは、そもそもこの価格設定を高いと見るか安いと見るか。

さらには切符の持つ「全国の普通電車乗り放題」という自由度の高い特性や、そこはかとなく「国鉄の遺産」を感じさせるスケールに、どこまでの魅力を感じるか。

もちろん、そこは人それぞれ、ケースバイケースで変動する部分ではありますが、それでも国鉄解体前夜の昭和57(1982)年に「青春18のびのびきっぷ」として発売が始まったこのチケットは、主に「乗り鉄旅」好きな層に根強い人気を誇り続けて今日に至ります。

「国鉄死すとも、きっぷは死なず」ですね。

参考までに、2019年夏は発売期間が7月1日-8月31日、利用期間が7月20日-9月10日でした。

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  • 注1:いずれも2019年当時の情報で、現在はきっぷの仕様等が一部変更されています。
  • 【JRグループのお得切符】春・夏・冬休みの定番チケット、青春18きっぷ

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初日・二日目の行程

旅のスタート(=18きっぷ利用開始駅)はJR横浜駅で、初日の行程は以下の通り。

  • 横浜から湘南新宿ラインで新宿へ
  • 新宿からは中央線で高尾へ
  • 高尾から先は中央本線で奈良井駅へ

まずは最初の目的地・宿泊地として、旧中山道の宿場町・奈良井を目指しました。

続く二日目(今回の旅行では最長乗車日)は奈良井駅を出発後、

  • 塩尻駅経由で松本駅まで中央本線乗車
  • 松本駅からは大糸線の快速電車「リゾートビューふるさと」に乗車し南小谷駅まで
  • 南小谷駅からは大糸線の普通電車で糸魚川駅まで
  • 糸魚川駅からは「日本海ひすいライン」(三セク鉄道)で直江津駅まで
  • 直江津駅からは信越本線に乗車し、この日の目的地である新潟駅まで

というルートで進みました。

横浜駅から高尾駅へ

横浜都民と18きっぷ旅

「横浜市内に在住しながら、通勤あるいは通学先を都内に持つ」、いわゆる横浜都民だった時期を持つ人間にとって、都心へ向かう電車、反対に都心を起点とする電車がどう映るか。

残念ながら、とはいえある意味当然のこととして、新鮮味の欠片も宿らない部分も少なくないと思います。

言わずもがな、「見知りすぎたいつもの風景、いつもの車内」では刺激が限られるためですね。

とはいえ「日本全国普通列車乗り放題の旅」では、やがて「いつもの通勤・通学・生活圏内を抜け切った時」に、そのような気分が切り替わる時が確実に訪れます。

今回の旅行では、中央線・高尾駅到着時がその「スイッチオン」の瞬間となりました。

横浜駅ー新宿駅ー高尾駅(JR湘南新宿ライン、JR中央線)

  • 横浜駅ー新宿駅:湘南新宿ライン
  • 新宿駅ー高尾駅:中央線

横浜駅から高尾駅までの乗り換えは一回、乗車時間は約1時間半です。

乗り換え回数こそ一回で済んでいますが、だからと言って「高尾まで」を「高尾から」とそのままひと繋ぎに出来るか否か。

一息つきたくなってくる、気持ちを改めたくなるポイントにはなりそうです。

それが計画立案時の見込みでもあったのですが、当日もその期待通り、高尾駅到着以降に「18きっぷ旅」気分が強まることとなりました。

追伸として、横浜から高尾へのルートでは横浜線経由を選択することもできます。

乗り換えは同じく一回(八王子駅にて、横浜線から中央線へ)、所要時間はだいぶこちらのほうが早いようで、意外な盲点でした。

高尾駅から塩尻駅まで

中央本線乗車

「見知ったエリアのいつもの移動」的な乗車から始まった18きっぷ旅は、JR高尾駅でのこの日二度目の乗り換え時を境に「旅モード」が濃い時間となりました。

きっかけの一つは割と些細なことだったのですが、夏真っ只中の高尾駅にて、地方を走る電車によくある「ボタンで開けるタイプのドア」を見かけたことでした。

前記の通り、この時点でスタートから既に1時間半以上が経過しています。

「いよいよ」を感じさせるには十分な、中々いい時間帯の出来事でした。

甲府盆地と中央本線

下り中央本線は、高尾駅の三つ先にあたる上野原駅から山梨県に入ります。

常に緑が見えていて、山が近くなったり遠くなったりという車窓からの風景は、まさに期待通りのものでした。

目的地がある以上気持ちが急く部分もないわけではないのですが、それよりはこの風景の中をゆっくり走ってもらいたいという気持ちが強くなっていく沿線風景の中、電車は甲府盆地へ。

甲府盆地エリア最初の停車駅である「勝沼ぶどう郷駅」は、ぶどうや桃、さらにはぶどうから作られるワインの産地である勝沼にある駅です。

「関東の駅百選」にも選出されています。

「地名+特産品」という牧歌的な駅名の先駆けとなった駅であり(平成5年改称)、現在の駅周辺にはワイン関連の優雅な施設も充実していますが、日本の近代史に目を転じた場合、戊辰戦争の激戦地の一つとなった「甲州勝沼」があるのも、ぶどう郷駅と同じ甲州市勝沼町です(駅から古戦場跡までは少々距離があります ※)。

結構空いていたお昼ごろの中央本線、それでもぼちぼち乗っていた人たちがほぼ一斉に降りていったのがこの勝沼ぶどう郷駅で、以降の車内はほぼガラガラとなりました。

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中央本線塩尻駅へ

勝沼ぶどう郷駅より先でも、中央本線は緑に囲まれた甲府盆地の中を走ります。

盆地を走っているのでどの方角を見ても山が見えますが、

車両前方後方のほか、車窓正面の風景も「やまあり、やまなし」です。

山梨県通過後は長野県に入りますが、長野県北上時、中央本線は諏訪湖畔を通過します。

残念ながら車窓からの風景をうまく写真に収めることは出来なかったのですが、上諏訪ー下諏訪ー岡谷にかけて諏訪湖のほとりを抜けた後、初日の宿泊地である奈良井へ向かうための乗り換え駅である塩尻駅に到着。

「旅スイッチ」の入った高尾駅からこの日最後の乗り換え駅となる塩尻駅まで、およそ二時間半の行程でした。

塩尻駅での軽い昼食後はJR東海の中央西線へ乗り換え、この日の目的地であるJR奈良井駅まで進む行程です。

初日最後の乗り換え -JR東海エリアへ-

ランチタイムと軽い休憩時間の後は、少し早めに駅構内へ戻りました。行先案内には松本、長野、中津川、名古屋とありますが、次はいよいよ、JR東海の中央本線(中央西線さいせん)・木曽福島行きの電車への乗車です。

普通電車を乗り継いで半日弱。早くもここまで来てしまいました。

そんな気分の高まりを楽しめるのも、18きっぷ旅ならでは。

中央本線沿いのとある区間には中日スポーツのかなり大きい広告が出ていたりもしましたが、車窓からのご当地感も楽しみつつ、普通電車の旅は続きます。

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  • 【19年青春18きっぷの旅/2026リマスター】塩尻駅にて、初日の昼食と明治の面影

中央本線・奈良井駅 -旧中山道の宿場町へ-

塩尻駅から奈良井駅まで

塩尻駅を発車した中央本線は、夏の空の下、再び緑が眩しい山間部へ。

塩尻駅と奈良井駅の丁度中間にあたる駅が、

中央本線の贄川駅です。

奈良井駅同様、山の中に作られた駅であることがとてもわかりやすい駅ですね。

駅のホームすぐ傍まで緑が迫っていますが、昼と夜でまるで別の顔を持つ駅の一つなのであろうあたり、想像に難くないところです。昼間だから、晴天日だからこそどこか爽やかに伝わって来るのだろうという、背後に山を控えたこの近さには、特に地方での獣害が相次ぐ昨今、色々な想像も働いてしまうところですね。

奈良井駅ホームにて

贄川駅から2駅目、塩尻駅からだと5駅目にあたるのが、

この日の目的地、JR中央本線の奈良井ならいです。

ホームには「中山道 奈良井宿」の記念銘板が設置されていますが、駅傍にあるかつての宿場町・奈良井宿が、2016年に日本遺産に認定されたことを記念してのものです。

走り去っていく電車を撮影しようと待っていても電車が中々発車しないので、諦めて電車入りの駅ホームと周辺風景を撮ってみると、むしろこの方が良かったんじゃないか?という一枚が撮れました。

レトロな待合室もホームの雰囲気にマッチしていますが、

駅自体も「木曽路真っ只中」の雰囲気を醸しています。

駅舎を出ると、この日の目的地・宿泊地である旧中山道の奈良井宿が、向かって左側に見えてきます。

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JR奈良井駅から、旧中山道奈良井宿へ

JR中央本線の奈良井駅を出たのは、夕方少し前の時間でした。

ここから道なりに進むと、旧中山道の宿場町・ 奈良井宿の入り口です。

かつて中山道を歩いた旅人たちが木曽路の山中でたどり着くことになったという、江戸から数えても京から数えても34番目の宿場町ですね。

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  • 【19年青春18きっぷの旅/2026リマスター】旧中山道の宿場町、奈良井宿着(JR中央本線、奈良井駅傍)
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二日目スタート、再び中央本線乗車

奈良井駅発、再び塩尻駅へ

奈良井宿での一泊後、再び、前日到着したばかりのJR奈良井駅へ。都心であれば慌ただしい通勤・通学ラッシュど真ん中の時間帯ですが、JR中央本線・奈良井駅のホームは、夏の終わりの爽やかな朝の雰囲気に満ち満ちていました。

奈良井宿への名残惜しさの中、再び「乗り鉄」モードへ。

まずはJR中央本線に乗車し、前日昼食をとった塩尻駅を目指す行程です。

塩尻駅から松本駅へ

電車は奈良井駅から塩尻駅へ。

塩尻駅の次の目的地は松本駅ですが、青春18きっぷは普通列車乗り放題チケットなので、目当ての電車は「特急あずさ」ではなく、10時「1分前」の普通列車松本行きです。

偶然にも、塩尻駅発の時間がほぼチェックアウトのリミットタイム(10時)に重なりました。

ほぼ四方に見える山と緑、空に広がるの晩夏の青空と、点在する人工物、田畑、白い雲。

前日の高尾駅発以来馴染みとなった風景の只中にいることが、今日も早速伝わってきます。この風景はおそらく今日この先も、明日以降も、車窓の向こうで続くことになるのでしょう。まだまだ寝ぼけ眼気分が抜けきらないこの時点で、そんなことをなんとなく予感させられましたが、ともあれ。

塩尻駅発のタイミングで、「奈良井駅発」気分が「新潟駅行き」気分に入れ替わる時間が始まりました。

この日のこの後の行程は、

  • 松本駅到着後、JR大糸線で糸魚川駅へ
  • 糸魚川駅からは日本海ひすいライン(三セク鉄道)とJR北陸本線を使って新潟駅へ

今回の18きっぷ旅全行程中、最長移動日です。

JR大糸線に乗車

松本駅からはJR大糸線に乗車。

南小谷駅まではリゾートビューふるさと号に乗車し快速運転で、南小谷駅からは長時間の待ち合わせののち、各駅停車で糸魚川駅を目指しました。

リゾートビューふるさとで南小谷駅まで

松本駅からは40分の待ち合わせののち、松本駅・南小谷駅間約2時間30分結ぶ、全席指定の快速列車「リゾートビューふるさと」に乗車しました。

全席指定なので指定席券が必要ですが、指定席券を購入すれば18きっぷで乗車可能です。

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  • 【19年青春18きっぷの旅/2026リマスター】”リゾートビューふるさと”で松本から南小谷へ

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南小谷駅到着

「リゾートビュー」の終着駅、JR大糸線の南小谷駅では、100分の待ち合わせ時間中に昼食をとりました。かつて「塩の道」と呼ばれた脇往還、千国街道が通された小谷村の駅は、今もその周辺を豊かな自然に囲まれています。

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  • 【19年青春18きっぷの旅/2026リマスター】大糸線・南小谷駅にて
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  • 【19年青春18きっぷの旅/2026リマスター】旧中山道の宿場町、奈良井宿着(JR中央本線、奈良井駅傍)

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南小谷駅発、糸魚川駅へ

南小谷駅発後、大糸線は再び山の中を走り始めました。

この先は「リゾートビュー」のような快速運転ではなく、各駅停車の旅となりました。

やがて、山の中からたんぼの中へ。

長野県の南小谷駅から新潟県の糸魚川駅まで、約1時間の行程でした。

日本海ひすいラインと信越本線

糸魚川駅より先は、

  • 糸魚川駅から直江津駅まで、日本海ひすいラインで
  • 直江津駅から新潟駅まで、信越本線で

三セク・JRを乗り継ぐ形で進みました。

この区間の魅力はなんといっても、日本海が目と鼻の距離にある区間を延々走ってくれることです。

ほぼ砂浜に隣接しているような区間のほか、ホームから海が見える駅などもあるのですが、その様子は別記事にまとめました。

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  • 【19年青春18きっぷの旅/2026リマスター】日本海ひすいラインと信越本線からのオーシャンビュー

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終点・新潟駅着

信越本線の乗換駅・長岡駅到着は19時過ぎ。この時点で沿線は日没の時を迎えていました。

長岡駅では乗り換えのみの滞在ののち、この日の目的地である新潟駅へ。

20時40分、車内での読書タイムののち、新潟駅着。

早朝の奈良井駅発後、都合12時間がかりの道中でした。

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  • 【19年青春18きっぷの旅/2026リマスター】少し遅めの夕食と、新潟泊の夜
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